Inter BEE 2023 参加レポート & Media-JAWSを開催しました #interbee #mediajaws

こんにちは、TVerの加我です。
こちらは TVer Advent Calendar 2023 の4日目の記事です。

先日Inter BEE 2023に併せてMedia-JAWSを開催しましたのでそちらのレポートになります。

昨年のレポートはこちら。

techblog.tver.co.jp

Inter BEE 2023

今年は11/15 - 11/17にかけて幕張メッセで開催されました。Inter BEE自体の説明については昨年のレポートをご覧ください。

会場

昨年は予備知識というか業界知識がゼロの状態で参加したので展示を見ても何が何やらという状態でしたが、今年は多少なりとも知識があったので展示機材を見て「それが何であるか」程度は理解できました。とはいえ、放送に関する技術要素を体系的に学んだわけではないので「名前だけは聞いたことがある」程度のレベルのままですが・・・。

実際に納品されたというサブ (デジタルミキシングコンソール)

いつもお世話になっているNew Relic様のブース

ちょっと気になった在京放送局システム会社アライアンス

在京放送局システム会社アライアンスについて補足しておきますと、放送関連のシステムなどで各局が協力できる領域についてはみんなで協力してDX推進を行い、そのうえでコンテンツで勝負しようというのがコンセプトの団体とのことです。

現在の放送局システム会社にはいくつかの共通して抱えている課題があります。人的リソースからITインフラに至るまで、広範囲の課題をスピード感を持って解決するには限界があります。この背景から、各社との協調領域を定義し、協力体制を構築する試みを開始しました。その第一歩として『在京放送局システム会社アライアンス』をスタートし、新機軸と最適化軸の両輪で放送業界のDX推進を目指します。

newscast.jp

セッション (1)

AWS様のブースにてブライトコーブ様との対談形式のセッションがあり、弊社から2名が登壇いたしました。

対談セッション

ブライトコーブ様との対談形式セッション

11/15と11/17はモバイルアプリとWebアプリケーションのディレクターを務める岡田 銀平が担当し、11/16はAndroidTV・FireTVといったコネクテッドTV (CTV) のディレクターを務める若林 紘大が担当しました。

ディレクターの岡田 銀平

ディレクターの若林 紘大

セッションでは「導入前の課題とブライトコーブを選んだ理由」「ブライトコーブ導入後の放送局との連携に関する変化」などについて対談が行われました。お二人ともお疲れ様でした!

セッション (2)

11/15に民放技術報告会 企画セッションにて「CTV上の諸技術に関する研究と考察」というセッションを聴講しました。

技術的な側面からコネクテッドTVを分析し、ユーザー体験など将来的にどうあるべきなのかといった話が勉強になりました。セッションでは米国FASTや、英国Freeviewなどを参考にさせて頂いたとのことです。
残念ながらこちらのセッションについてはアーカイブ配信は行われていませんが、主な内容は「放送技術誌 (兼六館出版) 11月号」にまとめられています。

www.inter-bee.com

まいとうさんによるCTVの技術に関する研究と考察

CTVデバイスの視聴時間割合は増えているとの調査結果

放送についてはARIB等の標準規格があるが、CTVのアプリの機能については各ベンダーの仕様に基づくサービスが展開されている

セッション (3)

11/17にNew Relic様の出展者セミナー 企画セッションにて「TBS IDの構築によるサービス統合とグループ全体のシナジー: VISION2030に向けた内製化への挑戦」というセッションを聴講しました。

TBS様がTBS IDを開発・運用するにあたってNew Relicをどのように導入したのか、オブザーバビリティがどのように内製化に寄与したのかをお話頂きました。最後にQ&Aにて質問させていただいたのですが、丁寧に回答いただきありがとうございました。

www.inter-bee.com

Media-JAWS #14

昨年に引き続き今年もInter BEE 2023に併せてMedia-JAWSを開催しました。思えば昨年11月に開催されたMedia-JAWSから運営に携わることになりあっという間の1年でした。

media-jaws.doorkeeper.jp

昨年はAWS様のプライベートセミナーとして会議室を使わせていただいたのですが、今年は自分たちで会場を探すことになり海浜幕張付近の貸し会議室を検討することになりました。いくつか候補を挙げた中から「キャパシティと予算感が適当で、かつ会場と同じビルの居酒屋で懇親会ができる」という理由でイオンコンパス幕張会議室を利用させていただきました。

www.aeoncompass-kaigishitsu.com

今回の開催ではTVerで会場スポンサーをさせていただいたのと、バックエンドエンジニアの伊藤がJAWS-UGでの初登壇を成し遂げました。登壇の詳細については後日こちらのブログにて共有して貰える予定です。

伊藤については4月のAWS Summit Tokyo 2023に参加したときにJAWS-UG周りの人と話して良い刺激を受けたようで、今回の登壇について相談した際に快く引き受けてくれました。非常に嬉しく思います。

会場スポンサーをさせていただきました

TVerバックエンドエンジニアの伊藤

そして、今回のInter BEE + Media-JAWSに併せてAWSのIVS (Amazon Interactive Video Service) のチームが来日し登壇していただけることになりました。運営メンバーの1人としてこの場を借りてお礼申し上げます。

過去にオンラインで開催されたJAWS-UGのイベントにてAmazon IVSを利用していること、JAWS-UGの中でもメディア系企業の登壇が多いMedia-JAWSAmazon IVSとの親和性が高いとの理由からコラボレーションに至りました。ステッカーやTシャツ、靴下など大量のノベルティを持参していただきイベントを盛り上げてくれました。改めてありがとうございました!

IVSステッカー

IVS Tシャツ

IVSチーム

IVチームのHaoさんとToddさん

Amazon IVSリアルタイムストリーミングのデモ

今回のMedia-JAWSでは北海道文化放送様と静岡放送様に初登壇していただけました。

北海道文化放送の杉本さんとは今年の夏季休暇で札幌に帰省したときに知り合ったのですが、先日11月4日に札幌で開催された AWSカーニバル でお会いした際に「Inter BEE参加されますか?Media-JAWS興味ありませんか?もしよければ登壇いかがですか?」といった若干強引な流れでお誘いしまして登壇していただけました。

北海道文化放送の杉本さん

杉本さんの登壇内容は個人的にとても魅力的だと感じていまして「弊社ではまだFAXを使っています」からの「FAXで送られてきた原稿をFAXをOCRで文字起こししてAmazon Bedrockで原稿を作成し、手直ししたものをPollyで音声化してYouTubeでAI自動音声ニュースとして配信してます」というレガシーとモダンの温度差にやられそうになりました。杉本さんは純粋なエンジニアではなく、しかもAWS歴は2年とのことで強い衝撃を受けました。

speakerdeck.com

静岡放送様ではコミュニケーション改善のためのサービス開発をされている話や、放送局とVTuberがコラボして地元の盛り上げに貢献していたりテレビ局のオープニング映像にも起用しているという面白い話がありました。後者は直接的な技術的の話ではありませんが、放送局が手掛けるビジネスの一環ということで興味深く聞かせていただきました。

静岡放送 高橋さん

静岡放送 牧野さん

www.screens-lab.jp

www.youtube.com

ちなみに静岡放送様はコールサイン (テレビ) が JOVR-DTV ということもあってVTuberっぽい響きであることに局所的な盛り上がりがありました。放送業界2年目の私はすぐに反応できずまだまだ未熟であることを実感しました。

懇親会にはなんと40名前後の方が参加してくれまして、登壇内容についての話やら次回のMedia-JAWS開催地の話などで盛り上がりました。来年の開催については既にいくつか候補がありまして、今年に引き続き来年も精力的に活動していく予定ですのでご期待ください。

まとめ

今年もInter BEEは大盛況で、そこに併せて開催したMedia-JAWSも多くの方に参加していただけました。

昨年は業界に知り合いがおらず肩身の狭さと若干の居心地の悪さを感じたものですが、Media-JAWSを通じて放送業界の方々と知り合えたおかげで今年のInter BEEでは多くの人と交流することができました。引き続きメディア業界の盛り上げと技術発信に貢献するため頑張っていく所存です。