こんにちは、TVerの加我です。
先日10/7に福岡で開催されたJAWS Festa 2023 in Kyushuに企業サポーター兼当日スタッフとして参加してきました。コミュニティというキーワードに着目しつつ写真多めでレポートしていきます。
アンバサダーである広告事業本部の安部がJAWS Festa 2023の応援ブログと現地参加レポートを投稿してくれていますので先にご紹介します。
JAWS Festaについて
JAWS-UGには大きな年次イベントが2つありまして、それがJAWS DAYSとJAWS Festaです。JAWS DAYSは都内近郊で行われるイベントに対してJAWS Festaは地方開催かつ毎年別の都市で開催されるという特徴があります。
今年のJAWS Festaは4月のAWS Summit Tokyoの時点で九州での開催が決まり、具体的には福岡にある福岡工業大学での開催となりました。会場は非常に綺麗で学食も利用することができ、学生気分を少し取り戻しつつ気持ちよくイベントに参加することが出来ました。改めて会場を提供して頂いた福岡工業大学の皆さま、そしてイベントを成功に導いた運営スタッフの皆さまお疲れ様でした。
前夜祭
JAWS Festaは前日から始まっていると言っても過言ではありません。
いつもお世話になっているNew Relic様や、JAWS-UGの知人と一緒にコミュニティについて話しつつ福岡名物の料理で前夜祭を楽しみました。炊き餃子も呼子イカの姿造りも美味しかったです。
当日
会場の受付にて企業サポーターと個人サポーターの受付をしてイベントがスタートです。今回久しぶりに会う方も多くおり「いよいよJAWS Festa 2023が始まるぞ!」という気持ちの高まりを感じました。当日は撮影スタッフをするかとても迷ったのですが、せっかくの地方開催のイベントなのでイベントを楽しみたいと考え、一般参加かつ野良カメラマンとして参加させていただきました。
オープニング
オープニングはC棟地下ホールで開催されたのですが、どこに座っても前が見やすい階段教室形式でした。どうやら2018年にリニューアルされたようです。
私はフロアの中段ど真ん中に位置取りつつオープニングを待機している一方、ステージでは運営スタッフである清家さんと北川さんが会場の諸注意をしつつ笑いを交えて会場を温めてくれていました。
会場でのアンケートによるとJAWS-UGやJAWS Festaへの参加が初めてという方が多かったため、そういう人たちがイベントに参加しやすいように会場を温めるといった細かな気配り・気遣いを感じられました。ホスピタリティですね。特に初めて参加する人にとっては「JAWS-UG / JAWS Festaってどんな雰囲気なんだろう。学会やセミナーみたいなお硬い感じなのかな?」と思う人は多少なりともいるはずです。それに対して「JAWS Festaは硬い雰囲気じゃなくてみんなで盛り上げていく・盛り上がっていくイベントだから楽しんでいってね!」という運営からのメッセージがあると参加者がリラックスできるので良いですね。
ということでオープニングでは実行委員長の阿部さんの挨拶から始まります。JAWS Festa 2023にかける思いや今回の協賛(企業サポーター、個人サポーター、アプリケーション提供、会場提供)の紹介がありました。
ここから私が参加した一部のセッションの振り返りをしていきます。
地方コミュニティの存在意義とは?
オープニングが終わり、同じ会場ですぐにパネルディスカッションが始まります。パネルディスカッションは大体イベントの最後に配置されることが経験上多かったため、パネルディスカッションから始まるイベントはなかなか斬新です。
「地方コミュニティの存在意義とは?」をテーマとして、AWS Users Group – Japan (JAWS-UG) の立花さん、Japan Azure User Group (JAZUG) の松村さん、Japan Google Cloud User Group for Enterprise (Jagu'e'r) の家壽田さんがそれぞれのコミュニティのあり方や地方でコミュニティをやる意味などについてディスカッションしていました。モデレーターはAWS Community Builderの鈴木さんが担当していました。
私としてはJAWS-UGのコミュニティイベントの最初のセッションで競合関係ともいえるJAZUGやJagu'e'rの方とパネルディスカッションを行うというのに驚きました。てっきりJAWS-UGに参加している地元の著名なエンジニアの方が基調講演を担当するものだと思っていたのですが、別のセッションではPHPコミュニティ・Javaコミュニティ・Swiftコミュニティなどの方も登壇しており「今年のJAWS FestaはJAWS-UGだけじゃない、九州全体のコミュニティを巻き込んで盛り上げていく」という強い意志と熱量を感じました。
JAWS FESTA版!グループ対抗 AWS ウルトラクイズ
今回の個人的目玉セッションであるAWSウルトラクイズです。私は回答者ではなく賑やかし(一般参加者)として参加しました。
お祭りトラック
— JAWS-UG (@jawsdays) 2023年10月7日
JAWS FESTA版!グループ対抗 AWS ウルトラクイズ
めちゃめちゃ盛り上がってます!!
優勝するのは、どのチームだ!!!#jawsfesta2023_E#jawsfesta2023 #jawsfesta #jawsug pic.twitter.com/ND6cbe1k69
過去に開催されたAWS Summit Tokyoではメインセッション終了後にJAWS-UGのイベントが開催されていました。そのイベント内で行われていたAWSに関するクイズ大会がAWSウルトラクイズです。出題者はAWSに関するディープな問題を出題し、正解者だけが残り、最終的に勝ち残った人が豪華景品 (re:Inventのカンファレンスパスなど) をゲットできるというアツいイベントとなっております。
今回は個人戦ではなく、4組に分けられたチームがメンバーをローテしつつクイズに回答するという団体戦です。メンバーによってはフロントエンドが得意・バックエンドが得意・ネットワークレイヤーが得意など個人差があるため、結果が読めないところも盛り上がりポイントです。
印象に残った問題がこちらです。
2014年に発表されたAWSのサービスは下記のどれか 1. AWS Lambda 2. Amazon Aurora 3. AWS Config 4. 上記全て
私としてはAWS LambdaとAmazon Auroraは同じ時期、AWS Configはもう少し後だった印象があったのですが、正解は「4. 上記全て」でした。無念。
また、利用者が多いと思われる「ELB」の正式名称についてのクイズがありましたが、なんと公式ドキュメントも混乱しているという話があり、後日正式名称で修正・更新されていました。
福岡のコミュニティから世界への挑戦までの軌跡 〜ある学生だったエンジニアの話〜
HAKATA.swiftというiOS関連のコミュニティに所属している秋 勇紀さんによるセッションです。福岡のコミュニティに所属している秋さんがコミュニティを通じたつながりや経験、学びを活かしてどのようにしてグローバルな登壇や技術書の執筆に至ったのかを話してくれました。
秋さんは「コミュニティに参加して人とのつながりができたおかげで色々な挑戦を行うことができた」と話しており、自分もJAWS-UGというコミュニティのおかげで人生が変わったうちの一人なので、コミュニティの価値にまだ気づけていない人たちに気づきを与えてあげられるよう精力的に活動していきたいと決意を新たにすることができました。
クロージング
すべてのセッションが終わり、オープニングが行われたC棟地下ホールに戻りクロージングと集合写真の撮影が行われました。
JAWS FESTA 2023に参加されたみなさま、ありがとうございました!!
— AWS公式☁️アマゾン ウェブ サービス ジャパン/クラウドサービス (@awscloud_jp) 2023年10月7日
4年ぶりの完全オフラインイベント。福岡の地で、コミュニティへの想いをそれぞれ深めた1日になったのではないでしょうか✨
最後の記念撮影をお届けします🦈
皆さん素敵な笑顔です!!☺️#jawsfesta #jawsfesta2023 #jawsug #AWS pic.twitter.com/MNKWh5qIZd
そして来年2024年の3月2日(土)にJAWS DAYS 2024がオフライン会場にて開催されることを実行委員長である早川さんのビデオレターにて発表されました!
TVerもスポンサーや登壇などでイベントの盛り上げを手伝いたいと思っており情報のアップデートを楽しみにしております。
まとめ
今年のJAWS FestaはJAWS-UGだけではなく複数のコミュニティを集めたイベントとなり、まさにFestaの名前に相応しい盛り上がりでした。コミュニティ同士のディスカッションがあったり、コミュニティの歴史を振り返ってみたり、地方におけるコミュニティの存在意義やあり方を考えたりと、コミュニティ運営に携わる者の1人として多くの学びを得ることができました。
私はMedia-JAWSの運営に携わっており、イベントの開催や登壇のために色々な地域に行くことが増えました。その地域でイベントを開催するためにはどういった登壇者を集めたらよいのか、継続して開催するにはどうしたらよいのか、コミュニティを支援するにはどういう仕組みが必要なのかといった悩みがあったのですが、コミュニティの活動が活発な福岡に着目することで多くの気づきを得ることができました。
改めて実行委員長の阿部さん、運営スタッフのみなさま、サポーターのみなさま、参加者のみなさま、本当にお疲れ様でした。企業サポーターとして支援できたことを嬉しく思います。