こんにちは。TVerのイベント盛り上げ大臣の加我です。
前編では私がAWS Summit Tokyo 2023へ何を思いどのような感じで参加したのかを書きました。
後編ではAWS Community Builderの目線からイベントの感想を書いていきます。
AWS Community Builderとは
改めてAWS Community Builderについて簡単に説明しますと、AWSに関するアウトプットやコミュニティ活動の実績をAWSへ提出(自薦、全て英語)し、実績を評価された人が認定されるプログラムになっています。どうやら1年間に2回ほど応募フォームがオープンされるようです。ちなみに私はMedia-JAWSでの運営実績と昨年1年を通じた登壇の実績を書いて提出しているため、恐らくそこが評価されたのではないかと思っております。
AWS コミュニティビルダーズプログラムは、知識の共有や技術コミュニティとの連携に熱心な AWS 技術愛好家や新興のソートリーダーに、技術リソース、教育、ネットワーキングの機会を提供するプログラムです。
AWS Community Builderに認定されるとAWSに関する様々な情報や教育コンテンツ (ウェビナーなど) や認定Swag (ノベルティ)、各国のAWS Community BuilderとコミュニケーションができるSlackの場をAWSから提供して貰うことができます。Slackではほぼ全てが英語でのやり取りとなっており、DeepLが欠かせない毎日となっております。
このプログラムでは、AWS の内容領域専門家が有益なウェビナーを提供し、最新サービスに関する情報を含め、技術コンテンツの作成、リーチの拡大、オンラインおよび対面でのコミュニティにおける AWS 知識の共有に関するベストプラクティスなどを共有します。このプログラムでは、年間限定数のメンバーを受け入れます。AWS ビルダーの皆様は、ぜひご応募ください。
認定されるとAWS Community Builder Directoryというサイトに掲載されるのですが、認定されているが掲載されていない人もいます。現時点だとサイトから確認できる日本のエンジニアは32名となっていますが、掲載されていない人がいる & 2023年分がまだ反映されていないということもあり、実際にはもっと多くの方が認定されています。
AWS Community Builder Meetup
3月上旬のある日、Front-End Web & Mobile Builderである松田さんがAWS Summit Tokyo 2023 Day2の後に日本のAWS Community Builderで集まるイベントやりませんか?と呼びかけてくれました。実際どういう人がいて何をやっているのか興味深かったので参加させて貰うことにしました。
30人以上の関係者が集まり、組織の課題・採用周りの話・最近の取り組み・AWS Summit Tokyo 2023で興味があったコンテンツ・現地でのトラブルシューティングなどを通して色々な方とコミュニケーションすることができました。英会話テーブルがあったのですが、日和って回避してしまったという残念な自分が出てしまったので次回こそは前のめりに参加したいと思います。
Meetupの開催を呼びかけて頂いた松田さん、AWSのみなさま、AWS Community Builderのみなさま、改めてありがとうございました。
AWS User Community Leaders Meetup
AWS Summit Tokyo 2023の翌日にはAWSコミュニティの関係者を集めたイベントが開催され、私も参加させていただきました。こちらについては写真メインで振り返っていきます。
会場入口のロールアップバナー。カンファレンス運営スタッフをやってる自分にとっては馴染みの深い一品です。
イベント参加者には専用のTシャツが配布されました。Tシャツに統一感があると写真が映えてとてもいいですね。 (カメラマン目線)
背中にはAWSサービスなどのアイコンがプリントされ、アイコンを見ながらみんなで「あれ、これってなんのサービスだっけ・・・」とわいわい会話することができました。
AWS Summit Tokyo 2023直前に突貫で作ったMedia-JAWS用のオリジナルパーカー。白のボディと薄手の生地がいい感じです。 (自画自賛)
AWSでユーザーコミュニティを担当されている沼口さんのオープニングで当イベントの目的やアジェンダが発表されます。当然ですがコミュニティに関係ある発表がほとんどです。
ちなみにイベント参加者はこのような属性となっております。
APACのエリアでHead of Developer RelationsをされているAWSのKrisさんからAWS Communityの未来についてお話頂きました。AWSにとってユーザーコミュニティが重要であること、そしてAWSコミュニティで活躍している人に向けてAWS HeroとAWS Community Builderという認定制度があり、認定されることで様々な恩恵を受けることができるということを改めて説明頂きました。
「JAWS-UGのサメのロゴが可愛い!」ってお話されていた気がします。
AWSとユーザーコミュニティの関係として、AWSの沼口さんと荒木さんから東日本大震災における会社の枠を超えた復旧支援の話がありました。今でこそJAWS-UGにおける会社を飛び越えたやり取りというものを見るようになった印象がありますが、当たり前じゃない時代にそれを成し遂げようとした先駆者の方々への尊敬の念に堪えません。Media-JAWSもコミュニティを通じて放送業界や放送局といった垣根を超えたコラボレーションを目指しているので、志は受け継がれているはずです。
2019年の札幌開催を最後にコロナ禍による影響で開催できていなかったJAWS Festaも今年復活です。福岡市内にて10/7開催とのこと。
ということで参加者のみなさまで記念撮影。
まとめ
ということで、AWS Community Builderという立場でAWS Summit Tokyo 2023とAWS User Community Leaders Meetupに参加したことについて書きました。
TVerの社内におけるAWS Community Builderの価値というものはAWSのパートナーやリセラーに比べると正直そこまで大きなものではないかもしれません。しかしコミュニティに参加するとなると話は別で、国内外のエンジニアとのコミュニケーションや学習コンテンツの提供など、普通では得られない経験をさせて貰っています。もし今回の認定がなければ「アウトプットをより多く、そしてグローバルに届ける」という意識は芽生えなかったかもしれません。
AWS Community Builderの有効期限は1年間で、再度認定されるためには引き続きアウトプットとコミュニティ活動を頑張る必要があります。アウトプットについては頑張るぞという気持ちしかないのですが、コミュニティ活動については自分自身楽しくやらせて貰っているので、会社が許す限りは継続して活動していければと思っております。