こんにちは、TVerの加我です。最近ではフロントエンド周りのモニタリング強化やオブザーバビリティを推進しております。
先日の9/1 - 9/3に開催されましたiOSDC Japan 2023にて登壇してまいりました。
ちなみにTVerはシルバースポンサーとして協賛いたしました。
iOSDC Japanとは
以下、公式サイトからの引用です。
iOSDC Japan 2023はiOS関連技術をコアのテーマとしたソフトウェア技術者のためのカンファレンスです。今年もリアル会場とオンライン配信のハイブリッド開催です。
日本中、世界中から公募した知的好奇心を刺激するトークの他にも、パンフレットに掲載された技術記事、参加者であれば誰でも作れる即興のトーク・アンカンファレンスなど、初心者から上級者まで楽しめるコンテンツがみなさんを待っています。 9月1日(金) 〜 9月3日(日)はお祭りです!お楽しみに!!
開催に関連するニュースは公式Twitterアカウントからお知らせします。 是非フォローしておいてください。
iOSDC Japanと私
初回のiOSDC Japanは2016年に練馬のココネリホールにて開催されました。私はiOSエンジニアではないのですが、主催者と知り合いであり、かつカメラを持っているという理由から撮影スタッフとしてお誘いいただきました。それから毎年撮影スタッフを担当しております。
普段は撮影スタッフをしている私もいつかはiOSDC Japanで登壇したいという思いが少しずつ大きくなり、今年はフロントエンド・モバイルアプリの改善に携わっていたのでチャンスだと思いまして、プロポーザルを提出してみたところ登壇に至りました。
撮影スタッフとしての私
朝はスタッフ集合写真の撮影から始まり、スピーカーやスポンサー、参加者の写真などを撮ってます。
スピーカーとしての私
念願のiOSDC Japanでの登壇ということもあり若干緊張しました。
トークのテーマ
「iOSの内製エンジニア不在という状況でどのようにしてアプリの品質を可視化し改善しているのか」という話をしてまいりました。
昨年4月にTVerはサービスのリニューアルを行い、機能の追加と同時にバックエンド (サーバーサイド, インフラ) の内製化を行いました。しかし、フロントエンド (Web, モバイル, テレビアプリ) に関しては引き続き協力会社との共同開発であるため、アプリの品質の計測・可視化については事業者である私たちが責任を持ってやる必要があり、New Relic Mobileを活用してどのようにモバイルアプリの品質を改善しているかという取り組みについてお話してきました。
トークへのフィードバック
iOSアプリ開発における設計や新機能の具体的な活用といったトークではなく、どちらかというと組織的な取り組みといった側面が強かったため、iOSDC Japanに来場される参加者の需要があるのか正直心配でした。来場者0人のトーク会場で喋る悪夢を何度か見ましたが、当日は多くの方に足を運んでいただき、ありがたいことに温かいフィードバックを沢山頂戴しました。当日は別のセッションを見ていたが動画で私のトークを見てフィードバックしてくれたという方もいまして、本当に感謝しております。
現地のiOSエンジニアの方々と話してみたところ、モバイルアプリ開発だとやはりFirebaseを利用しているケースが多く、Firebase CrashlyticsやPerformance Monitoringは使ったことがあるけどNew Relic Mobileは使ったことがないという意見が多かったです。New Relic Mobileの採用については「小規模な技術組織である私達がツールのサイロ化を避けつつフロントエンドからバックエンドまで横断的にサービスの可視化をする」という弊社の事情に理解を示してくれる方もいました。
将来的にTVerのモバイルチームが発足するのであれば、ツールのサイロ化を恐れずにFirebaseとNew Relic Mobileを使い分けるという可能性もあるかと思います。こちらについては今後進展がありましたら何かしらの場にて発表したいと思います。
まとめ
iOSDC Japan 2023でTVerのモバイルアプリの品質計測と改善について登壇してまいりました。直近ではさらに踏み込んだ視聴体験の可視化・改善を少しずつ進めています。
私のトークを聞いてくれた方、トーク後のask the speakerに来てくれた方、トークへのフィードバックをくれた方、SNSにて言及してくれた方、ありがとうございました!!
トークの最後の方でもお話しましたが、TVerではiOSアプリの品質の可視化と改善を一緒に進めてくれるエンジニアを募集しています。もしTVerの技術組織について興味を持った方がいましたら弊社の採用サイトにぜひアクセスしてみてください。一緒に視聴体験の可視化と改善をやっていきましょう!
ということで、iOSDC Japanの次回の開催も楽しみにしております!それではまた来年お会いしましょう!