はじめに
こんにちは、TVerのAndroidアプリエンジニアの根岸です。
TVerは今年、DroidKaigi 2025にゴールドスポンサーとして協賛させていただきました。今回はTVerブースでの取り組みやTVerのエンジニアが聴講し印象に残ったセッションを紹介します。
DroidKaigiについて
DroidKaigiはエンジニアが主役のAndroidカンファレンスです。Android技術情報の共有とコミュニケーションを目的に、2025年9月10日(水)〜12日(金)の3日間、ベルサール渋谷ガーデンで開催されました。
TVerブースでの取り組み
今回TVerではDroidKaigiのブース出展は初めてで、新たにテーブルクロスやロールアップバナーを用意したり、新しいノベルティを作成するなど準備を頑張りました!
#DroidKaigi 出展しております!
— TVer Recruiting (@TVer_Inside) 2025年9月12日
是非ブースお立ち寄りください🙌#DroidKaigi2025#Android#TVer pic.twitter.com/n0WoePZvyf
ブースでは以下の取り組みを実施しました。
- TVerアプリの展示
- ガチャガチャコーナー
- アンケートコーナー
Android TVやAndroid/iOSアプリを展示し、来場された方々に実際にTVerアプリを触っていただきました。
また、今回新たにTVerロゴの入ったオリジナルのタンブラーやハンディファンなど、ここでしか手に入らないアイテムが当たるガチャガチャを用意しました。実用的な景品であり、当たった方々にとても喜んでいただきました!ガチャガチャ自体も、実際に100円玉を入れて回すという体験がレトロで面白いと好評でした!
最後に、QRコードを用意してアンケートに答えていただくようにしました。任意にもかかわらずみなさんその場で回答していただき、参加者の方々の優しさを感じました!ありがとうございました!
ブースでの成果
まずアンケートの結果ですが、回答してくださった方の半数以上がAndroidエンジニアでしたが、バックエンドエンジニアやiOSエンジニアなど多種多様な職種の方が参加されていることが分かりました。
アンケート内の質問「TVerの社内に開発組織があることをご存知ですか?」に対しては半数以上の方が既に知っていただいてました。一方、「TVerのTech Blogを読んだことはありますか? 」に対しては「読んだことがある」と回答された方は少なかったです。TVerは近年開発組織が急拡大していることもあり、サービスを内製化していることもまだ広く認知されていません。今後もTech Blogなどで積極的に情報発信し、TVerの開発組織やTech Blogの認知を広げていきたいです。
また、ブースに来ていただいた方々と、TVerのサービスや利用技術についてディスカッションすることができました。 利用しているプログラミング言語、自動テストの導入状況、Jetpackライブラリの活用状況、動画配信の仕組みに関する話題が多かったです。
印象に残ったセッション
聴講したセッションの中から、印象に残ったセッションを紹介します。
1. 基礎から学ぶ大画面対応 〜「Large screen differentiated」認定アプリの開発知見〜
大画面対応が必要な背景から、その対応ステップを分かりやすく解説されていました。Foldable端末やXRデバイスなど多種多様なデバイスが普及してきているため、今後重要な技術だと思いました。Viewベースのアプリも考慮されたお話しで、多くのサービスで開発時に参考になる内容だと思いました。
実際にU-NEXTさんのブースにてFoldable端末でのアプリのUIの変化を拝見し、綺麗にUIが最適化されていました。TVerでもTier1を目指して積極的に取り組んでいきたいと思います。
2. Cache Me If You Can
GradleとAGPのライフサイクルや、キャッシュ戦略を分かりやすく解説されていました。決定論的にタスクを実行させるなど、キャッシュを効かせるためのコツを詳しく紹介されていました。セッション中におすすめされていたDevelocity Pluginはさっそく使ってみようと思います。
3. EncryptedSharedPreferences が deprecated になっちゃった!どうしよう!
EncryptedSharedPreferencesの代替方法や非推奨になった背景が具体的に解説されていて分かりやすかったです。 移行方法も参考になったのですが、特に印象的だったのは「永久に失われて困るものは保存しない」というフレーズです。スマホアプリ内部にデータを保存すると、開発のしやすさユーザーの利便性に繋がることもあります。しかし、そのデータが本当に保存する必要があるのか、意味があるのか、今後より深く考えたいと思いました。
まとめ
ブース出展とセッションを通じて、TVerサービスの現在地や今後取り組みたいことを再確認することができました。 個人的にブース出展側での参加は初めてでしたが、色んな方と会話させていただき、非常に楽しかったです。
今回得られた学びを活かし、より良いアプリ開発に取り組んでいくとともに、エンジニアコミュニティへの貢献も継続していきます。